上掲は目黒屈指のチネリスタK氏のチネリスーパーコルサのブラックエディション。
氏は時々エクスバイシクルにふらりと訪れほんわかと自転車談義に講じておりますが、
実際はJAZZ界を代表する超級サックスプレーヤー…
というよく分からない生態の持ち主です(^_^;)
イメージは1983年に登場したチネリSCの本家ブラックエディション。
フレームは80Sでなければダメだ!
という事で一生懸命探してようやく程度の良い個体を見つけました。
チューブはチネリのお家芸ともいえるコロンバスのSLX。ケーブルは上通しでエンドはカンパのロードエンド。
昨今のブームに押されて?現行のスーパーコルサもSLが復活したようですが、さすがにSLXは入手が困難です。
オリジナルをイメージしつつ、エクスバイシクル流のカスタムを加えました。
チネリのアイデンティティともいえる鉄ハンドルバー&ステムはオリジナルのクローム仕上げを黒クロメートに変更し、VIPを意識した革巻きを施しました。
ちょっと写真がボケましたが、レストアを施したバッジが色鮮やかです。
コンポは贅沢にCレコード刻印コンポをチョイス。
エアロペダルにチネリ純正のストラップ
今や、非常にタマ数が少なくなった刻印RD。
チェーンは暫定的にSACHSを使っておりますが、現在はレコルドオロ装着済み。
フリーはレジナの名品CX。メカ部分も手抜きは有りません。
ペイントはオリジナルを踏襲しましたが、K氏の意匠でラグにフィニッシュラインを追加。
モダンながらもクラシックな雰囲気になりました。
ハブは世界で最も美しいと言われるシェリフスター。リムは泣く子も黙るマビックSSCパリルーベの後期型。
カンパニョーロの走る実験室といわれ、カンパリムの使用を義務付けられていたバネストチームで、かのミゲル・インドゥラインのみ使用が許されたのがこのSSCパリルーベです。
機材に無頓着?といわれたインドゥラインを魅了した超級リム。
あと2セットだけ在庫が有りますが、売れてしまうと入手が非常に困難なため現在は売りに出しておりません。
サドルはサンマルコの隠れた名品、プロフィル。
製作にかかる手間とコストの問題でしょうか、
さすがにこのサドルだけはリメイクしませんね。
実は一番苦労したのがこの金メッキ風バーエンドプラグ。
樹脂の金メッキは難しいので、プラッカを使って金メッキ風味を出しました。
相当手間がかかっております。
もう一度やれといわれるとちょっと悩む感じです。
次回はいよいよこちらのレーザーの完成車組みです。
お楽しみに〜
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