先日ご紹介したこちらのO氏のレーザーのレストア完了後。
O氏は奇しくも明日発売されるエイ出版さんのバイシクルレストアフリークに紹介されているコルナゴアラベスクのオーナーで、変態ぞろいのエクスバイシクルの常連さんの中でも飛び抜けて変態？なバイクマニア。この他に超級コンディションのC35も所有されており、同じ自転車乗りとしては羨ましいかぎりなのですが、もう他に買うバイクが見当たらないんじゃないか？と勝手に心配しております。
さて上掲はクドクドと申し上げるまでもないチネリの名車、レーザーSTRADA。
実走行で付いたチッピングやクリヤーの剥がれなどをレストアし、各部を丁寧にオーバーホール。
27年という年月を超えて、稀代の名車が現代によみがえりました。
直線と曲線。それぞれが持つ美しさを見事に融合させた、イタリアンデザインの最高傑作。
モノプラーナデザインのカンパニョーロのCレコードが、まさにレーザーのために開発されたかのように一体化しています。
レーザーが再販されるようですが、この美の極致ともいえるオリジナルには到底及ばないでしょう。
このレストアにおける絶対条件はオリジナルペイントの保護。
元の状態を極力維持し、劣化部分をリファインします。
メインのオリジナルフレームにレストア個所が混在するため、その最終的な一体化にはかなり労力を要しました。
小キズの目立ったフロントエンド周りもキレイに修復。
Rエンド部からチェーンステー途中まではボカシが入っていますが、オーナーにも分からない程のハイレベルの仕上げを施しました。
最終的に合格をいただき、無事に納車完了。自転車屋冥利に尽きる一瞬です。
最後の最後までプレッシャーの連続でしたが、非常に大きな達成感を得られました。
数あるバイクショップの中からエクスバイシクルをお選びいただき、大仕事をお任せ下さったO氏にスタッフ一同心より感謝。何よりも安全運転で、素晴らしいライドをお楽しみ下さい。
今回のレーザーの詳細写真はこちら。
バイシクルレストアフリークで紹介されたアラベスクも後日BlogにUp予定。
乞うご期待！
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