お客様のご指定は使用するブルックスサドルに合わせたレザー。
ブルックスに使われているのはクロームを使わないベジタブルタンニン革ですが、
それに合わせて最高級のイタリアンベジタブルタンニン革を準備しました。
この革は油分を多く含んでおり、
使い込むと艶が増して良い風合いにエイジングします。
値は張りますが、世界に一台のバイクですので、ここは贅沢にいきましょう。
さてさて、
打ち合わせによって、お客様にご指定いただいたレザーを裁断。
菱目で付けたパンチに合わせ丁寧に穴を開けてゆきます。
ステッチはブラックの指定。黒革に黒とはかなり渋いチョイス。
糸は各種色が選べます。
チクチク縫っていきます。
ちょっと分かりにくいですが、抱合せるブレーキレバーのクランプ部。
多少外径が変わりますので、革を上手に伸ばして縫っていきます。
この辺はテクニックがいるところ。
チクチクと縫い進んで無事にアングリル越え。
仕上がりはこんな感じ。かなり高級感が出ました。
こうして見ると、やはり自転車は移動のツールでありながら、
やはり芸術品だなとあらためて思います。
ピシッと全景。
ハンドルバー革巻きはARMARCや切り売りのレザーセットなど
各種あるようですが、
やはり革の種類とハンドルとステムの組み合わせ、
レバー位置などはオーナー様のお好みになるべくお応えできるよう、
柔軟に対応したいもの。少々手間はかかりますが、
しばらくはこのスタイルで一台一台丁寧に製作してゆきます。
Ex-Bicycleにお越しになられるお客様の多くは、
他店で断念したレストアやカスタマイズを要望されています。
全てを実現することは不可能かもしれませんが、
まずはいったん受け止めて一生懸命頭をひねり、汗をかく。
それでお客様の世界に一台のバイクができるなら、
こんなうれしいことはないなと。。
とたまには真面目なコメントをしつつ、
いつもスーパーオオゼキの半額セールのブリカマを狙っています。
「あっ、ブリカマ君また来た!」
たぶん私は店員さんから半額君かブリカマ君と呼ばれていると思います。
しかしいつからブリカマはあんなに高くなったんだろう。。
4月4日は恒例の京王閣フリマ!
エクスバイシクルもレア物を準備して参加予定。
今年はチネリ鉄ステム関連小物も予定しています。
○○を持ってきて欲しい!のリクエストも受けてますのでご希望の方は03-6914-7070(10時-18時/月-火曜日定休)まで!
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